今日の洗濯と明日の晩飯

「5年後の夢は何ですか?」
金曜日、新人研修(最近転職したので)の講師(中小企業コンサル会社社長)からこんな質問があった。講師曰く「具体的なゴールを持てば、逆算して成長できるから必ず夢は叶う。逆に言えば、何もない人はいつまで経っても何も実現できない」らしい。

その真偽はともかく、めんどくさかったので、僕は彼の論調に迎合して「〇〇をしたいです。そのために2年以内に〇〇をして・・・」的なことを言っておいた。

ゴールを設定して、そこに到達するために何が必要かを考える。そういった考え方も大事だと思う。合理的だし、経済的。

けれども、その価値観が充満した研修室の中は、なんだかとても息苦しかった。語りたくもないことを語らせられたような嫌な気分。

僕は、5年後のことは5年後に考えることにする。振り返ってみて、結果的になにかを実現できているかもしれないし、それさえも自分の思い込みのような気がする。

そんなことより、こんな夏日には洗濯をして、明日の晩飯の献立を考えている方が、僕にとっては幸せだなって思った。